kkntなブログ

主にポケモンについてぼちぼちと書いていきます。Twitter→@kknatu05

イナズマイレブン アレスの天秤で唯一俺が心から感動したこと

f:id:kknatu05:20201216145203p:image

こんにちは、ケケナツです。突然ですが皆さんは「イナズマイレブン」という作品をご存知ですか。当時幼稚園児や小中高生の心を熱くさせていた超次元サッカーバトル。

この作品も近年「GO」ぶりに新作が出たものの、皆さんもご存知の通り盛大にコケました。アレスは良くも悪くも凡作、オリオンはゴミと言っても差し支えないでしょう。ただ、アレスに関してはまったく悪かったわけでもないかなと思ってます。例えば、わりと帝国学園戦とかは良かったかなと。あとリローデッド。それ以外はあんまり記憶に残ってません。

そんな新作で冷めた熱を取り戻すかのように最近たまに初代イナイレの名シーン集を見ていたんですが、それを見て思い出したんですよ。俺がアレスで確かに"感動"したことを。どうか皆さんにこの感動を伝えたい。作品をこき下ろすのは簡単ですが、俺はこの作品で少しでも良かったと感じたものを語りたい。というわけで、あるキャラに"着目"してアレスの良さについて語っていきたいと思います。

ちなみにそのキャラは過去作から登場しているキャラなんですが皆さん予想はできましたでしょうか。おそらく皆さんの頭の中には「豪炎寺」「鬼道」といった感じのキャラが浮かんでいることでしょう。それでは、まずはその感動したキャラについて紹介したいと思います。

その前に、この記事はアレスのネタバレを含んでいるため、もし気になる方がいましたらブラウザバックを推奨します。

 

 

 

 

f:id:kknatu05:20201216120836j:image

はい、皆さんこのキャラを覚えていますでしょうか!あの、決してふざけてないですからね。そう、雷門中サッカー部の元顧問兼監督だった「冬海卓」です!

初代で帝国学園のスパイとして悪事を働き、その後スパイであることが円堂たちに発覚し、物語からフェードアウトしたキャラです。フェードアウトしたと言いつつ、GOの1期では何の説明もないままさりげなくまた雷門中に在任してたんですけどね。あれ何でおったんや。そんな話は置いといて、何故このキャラに着目したのか。それを今から話していきましょう。

f:id:kknatu05:20201216122513j:image

アレスの天秤の物語はのどかな孤島、伊那国島から始まります。この島では主人公鉄腕アトム率いるサッカーを愛する少年たちが暮らしてました。

f:id:kknatu05:20201216123835p:image

その主人公アトムたちの通う伊那国中の校長としてなんと冬海が出てるんですよ。どういう経緯で校長になったんやお前って感じですけど。

アレスから導入された少年サッカーのスポンサー制度の影響を受けて、物語冒頭、こいつの判断によって伊那国中サッカー部は廃部が決まってしまいます。本当どの作品でも大してやること変わらないんですけど、決してスポンサー制度に何か裏があるとか、黒幕が手を引いてるわけではないですよ。

f:id:kknatu05:20201216124929p:image

はい、こんな感じでサッカーグラウンドが撤去されてしまいます。当然アトムはこのグラウンド撤去に納得しないわけで、工事のおっさんにしがみついたりして抵抗するわけなんですけども、今思えばここがアトムの主人公としての最初にして最後の見せ場だったんですかね。

f:id:kknatu05:20201216125315j:image

そんな相変わらずの冬海なんですが、今作はいつもと違います。なんと、アトムたちに雷門中に転入してフットボールフロンティアで一勝すればサッカーを続けることができるという提案を持ちかけます。これも冬海の陰謀が絡んでるとかではないですからね。

アトムたちはこの提案を受け入れ、雷門中に転入することから物語の歯車が動き出します。この提案も実は予め雷門に受け入れの了承を得たことで、アトムたちが転入することを見越して彼がお膳立てしていたことが後に明らかになります。雑誌の記事で。この配慮は間違いなく初代やGOの冬海ではあり得なかったことでしょう。しかし、雷門中もよくこんなやつの頼みを受け入れましたね。冬海に罪はあるけどサッカーを好きな少年たちに罪はないということでしょうか。土下座でもしたんですかね。

まあ、まさしく彼はこの物語のキーポイント登場人物といっても過言じゃないんです。当時アレスを見てた人たちもその事実を忘れていたんじゃないでしょうか。

f:id:kknatu05:20201216134313j:image

それから紆余曲折があり、あっという間に雷門中フットボールフロンティア決勝戦に勝ち上がります。ちなみに今作はトリプル主人公の形を取っていて、この画像のふたりがアトム以外の主人公です。このふたりの方がアトムより主人公してますし、正直ダブル主人公で良かったんじゃないのかなと思ってます。

今作でもバックに黒幕が潜んでいましたが、まったくと言っていいほどアトムは裏の事柄に関与してないです。してたかもしれませんが、忘れました。

話が逸れましたね。そして、雷門中は決勝戦の相手である王帝月ノ宮中に見事勝利し、フットボールフロンティア優勝を飾ります!

f:id:kknatu05:20201216140017j:image

門中の優勝に喜ぶ雷門中関係者の皆さん。ん、あれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:kknatu05:20201216140239p:image

冬海がいる!?

はい、なんと冬海が雷門中関係者の席にいるんですよ。しかも、ガッツポーズまでしてる。自分はこのガッツポーズに冬海の全てが現れているような気がしました。

かつて雷門中で裏切り者として暗躍していたあの冬海が、こうして雷門中の校長と肩を並べてアトムたちの優勝をガッツポーズしながら喜んでいる。俺はもうこの事実に感動しましたよ。もしかしたら吹雪とアツヤがグラウンドに並び立ってるシーンより感動したかもしれない。

今までの冬海の行いを見れば「ワイの伊那国中から輩出したキッズたちほんまに優勝しやがった!これは雷門に戻れるチャンスちゃうか!」とも捉えられなくはないんですけど、自分はそうは感じられませんでした。雷門中から去り、影山に捨てられてから伊那国中の校長に赴任するまで冬海にはおそらく様々な苦悩があったことでしょう。そんな中で彼は人間として成長し、僅かな善性を取り戻したのかもしれません。

俺はこのシーンにアレスからのメッセージが隠されているんじゃないのかなと思いました。それは、「人間はやり直せる」ということです。土門だって、最初は冬海と同じ帝国学園からのスパイとして雷門中サッカー部に入りましたが、円堂たちのサッカーに触れたことで改心し、もう一度仲間として「やり直す」ことができました。冬海も、こうして伊那国中から「やり直す」ことができたのではないでしょうか。

以上のことから、俺はアレスには裏テーマとして冬海卓の成長があったのではないかなと思ってます。今後も、何らかの作品で冬海卓の掘り下げがあることを祈ってます。それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

ん?これってアレスの良さなのか?