kkntなブログ

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星野源の「創造」が俺の想像を1UP超えてきて感動してる

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こんにちは、ケケナツです。はい、ついに待ち望んでた日がきましたね。CMで初披露されてから5ヶ月、星野源の新曲「創造」のリリースが!

もうあまりにも配信されなさすぎて、あのCMがフルなんちゃうんかと思いましたね。この曲が頭の片隅から消え去った日はなかったです。CMで何度も聴いた「ドゥルドゥルドゥルドゥルテェテェテェテェテェンテェテェテェテェテェテェテェテェン!」ていうイントロがもう頭から離れませんでした。これを聴いた時にもう神曲確定だわ、とすぐに思いましたね。

そして今日、起きてから配信されたフルを聴いたんですが、あまりに最高すぎて。これはもう拙い文章力でもこの感想を書かずにはいられないなって思いまして。というわけで、この興奮が冷めないうちにレビューしていきたいと思います。まだ聴いてないよって方はもうなんならこの記事読まなくてもいいので、この後にリンク貼っておきますから、耳の穴かっぽじって脳みそ蕩けるくらい聴いてきてください。曲単体でも全然良いんですけど、MVも曲と同じくらい素晴らしいので、こちらをおすすめしておきます。

聴き始めて早々、歌い出しで星野源の口から発された言葉はまさかの英語で、最初の数秒からもうびっくりしましたね。CMであれだけ日本語の歌詞を頭に擦り付けてきたのに、どこにも披露してなかった英語の歌詞から曲が始まるっていうもうセンスの塊をぶつけられて、歌詞の意味はまったく分かんないですけど、思わず「やるな源さん」って思いました。源さんって今まで呼んだことないですけど。

まるでパーティーの始まりを感じさせられるような曲調で、英語の歌い出しを終えると、あの「ドゥルドゥルドゥルドゥルテェテェテェテェテェンテェテェテェテェテェテェテェテェン!」っていうどこか聞き覚えのあるイントロが聞こえてきて、後々それが実はゲームキューブの起動音をイメージしてるって知って、もし俺が依頼してる側だったら、すごい上から目線ですけど、イントロの時点でタイアップとしてもう合格点あげられるなって思いましたよ。

なんていうか、この時点でもう「マリオ」だし「任天堂」の歌だなっていうのが伝わるんですよね。そこにある音は確かに新しく「創造」された音なんですけど、今まで任天堂を好きだった人、これからも任天堂が好きな人には懐かしさを感じさせられる音がたくさん散りばめられていて、それを星野源サウンドが包み込むことで「星野源」の歌にもしていて、もう「ドラえもん」の時から星野源がタイアップ上手いっていうのはよく分かってたんですけど、この「創造」を聴いてもしかしたらタイアップっていう言葉は、星野源のためにある言葉なんじゃないかとすら錯覚させられました。

先ほど言った散りばめられた音や耳に押し寄せてくるメロディがワクワクのエンジンをフル稼働させてて、ブレーキをかけることなく曲調が目まぐるしく変わっていきます。まるでステージをクリアしてワールドを進んでいくみたいに。その移り変わりが、すごい聴き手を楽しくさせるんですよね。聴いてて1ミリも飽きない。

これは誰しも経験あることだと思うんですけど、音楽って良い曲だなと思ってても、途中でメロディに飽きてしまったりすることってよくあることだと思うんですよ。でも、この曲はそれがない。聴いた時点で既にジェットコースターに乗せられてるんですよね。

この感覚ってゲームと似てるなと俺は思ってて、ゲームものめり込むとなかなか飽きないじゃないですか。その面白さに気付いたら、いつの間にかワクワクのエンジンをフル稼働させられてるんですよね。まるで「創造」という新作をプレイしてるかのような感覚にさせられます。

とにかく、最初から最後までヤバい曲調してて、MVも説明するまでもなくヤバいんですけど、歌詞にも星野源テイストと任天堂やマリオに対するリスペクトがこれでもかってくらい詰め込まれてて、「僕は生まれ変わった 幾度目の始まりは」はコンティニューと残機制を思わせますし、「あぶれては はみ出した 世をずらせば真ん中」はスクロールしていく画面にキャラが必死に追いついていく様が頭に浮かんできて、マリオしてんなって感じさせられます。

「非常識の提案」や「直接に」はかつて任天堂の岩田社長が発していた言葉で、何度か繰り返されるこの「直接に」のフレーズに、小学生時代にワクワクしながら見ていたニンテンドーダイレクトでの岩田社長の姿が目に浮かんできて、ただでさえ歌い出しから感動してたのに、なんか涙腺崩壊しそうになりました。他にも「配られた花 手札を握り 運命を変える」は任天堂の始まりを現してますし、「制約の屋内で 気をずらして外側」は今のコロナ禍を表現しているとも捉えられれば、キャラクターなどの制約が設けられた中で、35周年の節目に名作を生み出して見事にシリーズとして完全復活した「ペーパーマリオ」を暗示しているとも考えられますし、とにかく歌詞から色んな意味を感じさせられると思います。

その中でも俺が特にこの歌詞すごいなと思ったのが「死の淵から帰った 生かされたこの意味は 命と共に 遊ぶことにある」という歌詞で、これは一見さっきのようにマリオを表してるとも考えられるんですけど、過去に病に倒れて、死というものをすごく身近に感じた星野源の経験からのメッセージも色濃く伝わってきて、いきなり現実味のある歌詞になったなって聴いてて最初は思ったんですけど、その意図に気付いた時にひょえーってなりましたね。マリオのタイアップでこんな歌詞、アンタにしか書けねえよ。

本当にこの曲を聴いて、マリオをこれからも死ぬまで楽しんでいこうと思いましたし、それと同時にアーティストとして星野源がより好きになりましたね。アルファドリーム、頼むから復活して「マリオ&ルイージwith星野源RPG」作ってくれ。ほんまに、好きと好きが掛け合わさったらヤバいわ。というわけで、ここまで読んでいただきありがとうございました。