クッパが味方になる作品は神ゲーだと相場で決まっている「ペーパーマリオ オリガミキング」感想

どうも、ケケナツです。

突然ですが、皆さんはペーパーマリオをご存知でしょうか。あのマリオですからプレイしたことがなくても名前くらいはご存知ですよね。というか、ご存知であってほしい。

紙のようにペラペラなマリオが冒険を繰り広げるペーパーマリオシリーズ。このシリーズですが、近年は迷走が続いていました。というのも、3DSから発売された「スーパーシール」から大幅な路線変更が行われ、ストーリーの簡略化、キャラの制約、仲間システムの廃止など従来のペーパーマリオの魅力が損なわれてしまい、次作である「カラースプラッシュ」においてもスーパーシール路線が続いており、評価が乏しくないからです。スーパーシールもスーパーシールで悪くなかったんですけどね。ただ、自分の期待していたペーパーマリオではなく、カラースプラッシュもスルーしていたんですが、今月に「オリガミキング」が発売され、トレーラーのワクワク感と周りの好感触な反応から購入し、クリアしたんですが、結論から言うとめっちゃ面白かったです。

この興奮をどうか残しておきたい。というわけで、オリガミキングの感想を書いていこうと思います。ちなみにネタバレは控えていますのでご安心ください。

新しく帰ってきたペーパーマリオ

濃密なストーリー、魅力的な世界観、個性的な仲間たち、マリオらしからぬブラックジョークとまさにこれぞペーパーマリオというテイストが復活し、そして、そこに新しいシステムとオリガミというアクセントが合わさったことで、新しく帰ってきたペーパーマリオという感じがした。

今作の物語は世界をオリガミに作り変えようとするオリー王を止めるべく、オリーの妹であるオリビアと共にマリオが立ち向かうという内容になっており、ペラペラVSオリガミという構図が、世界観の幅を広げている。また、この構図によって同じペラペラであるクッパ軍団と共闘するという展開も熱い。キャラの制約によって必要最低限のオリキャラしか作れなくなったペーパーマリオにおいて、クッパ軍団を味方にすることによってキノピオしかいない味方陣営を派手にしたのは良いアイデアだと思った。

同じく、今作で仲間になるボム兵もネタバレになるため詳細は省くが、キャラの制約を上手く活用したキャラだと感じた。今作のキャラで一番好きかもしれない。このボム兵関連のシナリオがすごく良いので、是非とも手に取って見てもらいたい。仲間との出会いと別れ、ユーモアなイベントの数々、感動を誘う展開、社会の闇、倫理観のない悪意などとにかく素晴らしい作品になっており、神ゲーと言っても過言ではないと思う。

壮大な紙の世界

ペーパーマリオというだけあって、ペーパークラフトのような世界なのだが、壮大であり、細かいところまで作り込まれている。機種がSwitchになったことで、より風景が綺麗になったと感じた。

また、BGMも最高であり、各所のアレンジもたまらない。マリオに触れたことがある方には聴き馴染みのあるBGMもたくさんアレンジされている。それにしても、まさかメイプルツリーハウスをアレンジするなんて思わなかった。そして、フィールドの至るところには紙ならではのギミックが仕込まれており、数々の仕掛けがプレイヤーを飽きさせない。

一風変わったパズルバトル

今作のバトルシステムはアクションとパズルを融合させており、敵を揃えて攻撃するというものになっている。段々と難易度が上がっていき、パズルの複雑さや敵の妨害で難しくなっていくが、解けた時はとても気持ちがいい。ちゃんと救済措置もあり、パズルが苦手な方でも楽しくプレイすることができる。また、ボス戦は雑魚戦とは少し違った形式の戦闘になるのだが、これがめっちゃ楽しい。あえて画像は載せないでおくが、各ワールドで待ち構えるボスも魅力的であり、ボスによって戦闘が凝ってて面白い。脳汁ドバドバ出るわ。

オリビアがかわいい

本作でマリオの相棒を務めるオリガミのオリビア。めっちゃかわいい。正直なところプレイ前は所詮オリガミだと思っていたが、これがかわいい。ばりかわいいねん。本作をプレイして彼女が嫌いという人間はおそらくいないと思う。

ストーリーが進むにつれて徐々に愛着が湧いていき、台詞や仕草によって愛らしく見えてくる。いや、愛らしい。勿論かわいいだけではなく、困った時には的確なヒントをくれ、しっかりとマリオの相棒としての役割を果たしてくれる。まだオリガミキングをプレイしていない方。お願いします。オリビアに免じて買ってください。

如何だったでしょうか。拙い文章でしたが、少しでもこの記事を読んでくださった方にオリガミキングの面白そうな感じが伝われば幸いです。スーパーシールで離れてしまった方も、ペーパーマリオシリーズをプレイしたことがない方も、是非触れていただきたいと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。